今回は、Close Familyというレンタルスペースのフランチャイズ本部にて代表を務めている荒田様にお話を伺いました!
Close Familyへフランチャイズ加盟する場合、業務は完全自動化ができ、かつ黒字になるまでの期間が短いという非常に魅力的なお話を伺いました。この記事では、そんなビジネスについての詳細をまとめましたので、サラリーマンの方など副業をお考えの方は一読の価値ありです!
CloseFamilyというフランチャイズ事業の概要を教えてください。
レンタルスペースというシェアビジネスの一環の業態です。当社が借りてきたマンションの一室を、お客様に対して時間貸ししております。
用途は女子会やママ会、TikTokのライブ配信、YouTube撮影など、多岐にわたって利用されています。
現在どのくらいの物件数があって、どのエリアにて展開されているのでしょうか。
直営店舗は12店舗で、フランチャイズ店舗は58店舗あります。展開エリアは東京・名古屋・大阪がメインです。
福岡や神戸などでも展開しているのですが、それらのエリアはまだ認知度があまり高くないのが現状です。
レンタルスペース業を始めた経緯を教えてください。
もともと民泊などの空間貸しによるシェアビジネスに興味がありました。そんな中、調べていくうちに、2年半前にレンタルスペースという業態を発見してそこにフォーカスさせていきました。当時はダンススペースや会議室が主流だったのですが、徐々にパーティースペースのようなお洒落なレンタルスペースが流行りだしてそこに焦点を当てました。
初月から黒字にすることができたこと、また翌年2021年にスペースマーケットというレンタルスペースのポータルサイトに、2万件ある中でベストホスト賞に表彰されたことの二点からフランチャイズ展開をするに至りました。
直営だけでなくフランチャイズ展開も行ったのはどのような思惑があったのでしょうか。
個人的な話になってしまいますが、レンタルスペース業を始めた当初、弟家族がここ数年で事情があり生活に困っているような状況でした。そんな弟の社会復帰を応援したかったためです。
そういった前提を踏まえると、このまま直営店を増やすよりもフランチャイズ展開して様々な加盟店を募った方が弟に雇用を与えることができ、弟家族を養うことに繋がると考えフランチャイズ展開に至りました。
レンタルスペース業界の置かれている環境をどのように捉えていますか。
コロナ禍で流行ったというのが率直な感想です。これは飲食店が空いていないことから、マンションの一室にあるようなレンタルスペースを利用しての2~3人での飲み会の機会が増えたことに起因します。
そんなタイミングで、サラリーマンによる副業としての参入が多くなりました。 ただしコロナ明けてから参入障壁も相対的に上がり、閉店する店舗も増えてきています。しかしコロナ明けの当社の実績は、認知度が上がってきたことも相まって右肩上がりなことから、今後も順調に伸びていくものと予想されます。
御社の今後の展望を教えてください。
当社の直営店、フランチャイズ加盟店が展開しているレンタルスペースは、25平米前後の小さな部屋での運営が大半です。
今後は40平米前後の中部屋や、100平米前後の大部屋へも注力しようと思っています。 また、現在のメインエリアが東京・名古屋・大阪であるのに対し、今後は京都や福岡などエリアも徐々に広げていけたらと考えています。
加盟した際の本部への加盟金やロイヤリティ、収益について教えてください。
当社のフランチャイズはこれまで、0次・1次・2次募集という3つのフェーズに分かれて募集しており、加盟金はそれに応じて設定していました。
0次募集はテストマーケティングのための募集であり、5人ほど募集して加盟金は0円でした。結果、全員が黒字を初月から出すことに成功しました。
1次募集は加盟金を20~30万円に設定して、30店舗集めました。これも全店舗において黒字化に成功しています。
現在行っている2次募集は加盟金を50万円に設定しています。 収益については、年間を通して計測すると繁忙期や閑散期があるのですが、平均して月8~12万円の利益が出ています。ロイヤリティについてですが、利益の10%をいただいております。
開業してからの運営や業務内容についても教えてください。
基本的に業務は自動化されております。
開業した店舗はポータルサイトに掲載されるのですが、そのサイト経由でお客様からの予約が入ります。お客様への利用案内は自動でメール送付されますし、当社在籍の清掃スタッフに店舗の利用スケジュールを事前共有されてさえすれば、お客様の利用後はスタッフによる清掃も行われます。
以上が一連の流れとなります。
もし追加で必要な対応があるとすれば、DVDレコーダーのような付属機器の使い方などの照会対応くらいです。 なので、加盟店の一ヶ月あたりの業務時間は30分前後で済んでしまいます。
今後、3次募集や4次募集は考えていらっしゃいますか。
2023年8月時点で2店舗のみ赤字だったので、現在は新規募集よりも赤字店舗の建て直しに集中している状況です。
ただし、今後は募集を考えておりますのでその際は順次告知したいと思います。