test 今回は、フィットネスジムの「ワールドプラスジム」を運営されている株式会社ワールドプラスについて取材してきました。
右肩上がりに成長中のフィットネス市場で、２４時間マシン特化型のビジネスモデルの「ワールドプラスジム」がどのようにポジションを確立させつつフランチャイズ展開していくのかが分かるようになっています。
また、未経験の中小企業経営者でも安心して加盟できるからくりについても紐解いています！
フィットネス市場についてと、ワールドプラスというフランチャイズ事業の概要を教えてください。
フィットネス市場は健康需要の増加により拡大しており、２０１０年代からは２４時間マシン特化型のジムが注目されています。これまでの２０００年代に隆盛を誇ったプールがあるような大型で総合型のジムに代わって登場し、消費者の需要にマッチした低価格で柔軟な利用により拡大をしています。その右肩上がりに成長を続けているフィットネス市場ですが、参入プレイヤーが増えて市場は成熟し、低価格競争と消費者ニーズの細分化が起こっています。
ワールドプラスジムは２４時間マシン特化型のビジネスモデルで展開しており、一度会員を獲得すると安定的な収益が見込めるフランチャイズモデルです。特に、ロードサイドに大型店舗を出店して競合事業者が少ない地域での集客が強みとなっています。
御社の今後の展望を教えてください。
フィットネス市場における消費者ニーズの細分化と競合が増えることにより物件取得が難しくなっていきます。その中で地域や物件に消費者ニーズを合わせた業態をどんどん開発していくことにより、マルチブランドを保有していくというのが大きな今後の展望になります。
ロードサイドにおいては、まだ我々ワールドプラスジムに強みがあると思っており、やはりローコストで運用できるノウハウを持っていることとDXの取り組みにより、競合大手の約半分の会員数で損益分岐点を超えるのが可能になっています。
２０２４年度中には２００店舗になるものの、２０２６年中に３００店舗を目指しており、年間５０店舗の出店を目指しています。
DXの取り組みを具体的に教えてください。
オペレーションコストの低減のためのDXの取り組みをしています。
具体的には遠隔接客を導入しており、人を雇わなくても本部のコールセンターのようなところで接客対応を行ったり、システム化などを行ったりすることによって人件費部分を大幅に削減できています。
競合他社は月１００万円程の人件費が必要になるものの、ワールドプラスジムでは月３５万円程度で運営可能となっています。
加盟にあたっての必要なものを教えてください。
ワールドプラスジムは２点しか求めるものはありません。
まず一つ目は一定の投資金額が必要になるので、そのための自己資金が必要になります。ワールドプラスジムでは約６，０００万円の初期投資が必要になります。最近流行りのリースなどのスキームもございますが、それだと損益を悪化させてしまいます。そのため、一定の自己資金を用意していただいて、借入で調達をしていただくことを前提としています。ちなみに、レッドゴリラジムという小さめのサイズのパッケージを個人の方向けに提案していますが、こちらは約２，１００万円で出店ができますが、こちらも一定の自己資金が必要になってきます。
次に２つ目は、フィットネスなどの健康に関して興味関心を持っていることです。フィットネスジムを設備産業と考えてしまうと、設備投資を課題にとらえてしまい、過剰投資になってしまいがちです。サービス業というのが本質なので、あくまで消費者ニーズを見ながら適切に投資をしなければならず、設備を買って終わりという業態ではありません。
フィットネス分野に興味と関心を持ち、前向きに取り組んでいただく必要があります。
本部が加盟店に対して提供できるものを具体的に教えてください。
ワールドプラスジムの本部からの支援は主に３つあります。
１つ目は特徴的なのですが、スーパーバイザーが店舗に入り、その店舗の顧客分析及び戦術などのアドバイスを行います。
２つ目にビックデータを基にした市場、グループ全体の情報共有を行い、データを基にした経営指導が行われます。
３つ目は、マスに対する広告知名度も含めてのブランディングです。
開業への流れを教えてください。
最初に加盟契約をいただきます。原則は加盟契約いただいたら物件探索を行います。これは並行で走ることもあります。
賃貸借契約が始まった後、内装工事の着手に２か月半程かかり、その間に研修と販売促進が行われます。
加盟契約から約３か月後にオープンといった流れになります。
開業後のオーナーに求められる働き方について教えてください。
３か月に１回オーナー会というものがあり、オーナーの方々に集まってワールドプラスジムの事業戦略などを説明させていただく会があります。
さらに、月に１回のレポートと、３か月に１回スーパーバイザーが現地に行って実際に目に触れたものをチェックした報告書を作り、それを確認していただいております。
最後に、どのような方を加盟店として迎えたいと考えていますか。
中小企業で事業ポートフォリオを考えている方にぜひ検討をしていただきたいです。
本業はしっかりあり、社歴もあって金融機関からの信用も厚いけれども、本業が先細りになっている、収益が生み出しにくくなっているという中小企業の方々にご検討いただきたいです。
経営を多角化するときにその一つの選択肢として、ワールドプラスジムのジム運営に着手していただければと思っております。
| 会社名 | 株式会社ワールドプラス |
| 住所 | 大阪府大阪市阿倍野区旭町1-2-7 あべのメディックス５F |
| URL | https://www.worldplus-gym.com/franchise/ |
